「kasané」に込められた想い

古来より日本人は「重ねること」に美を見出してきました。和装の襲ね(かさね)の色目、
折り重なる和菓子の意匠、建築に宿る陰影、時間とともに層を成す薫(くゆ)り。

kasané(重ね)ることには、日本文化が大切にしてきた美の本質が込められています。

その思想や文化を、香りや味わいの世界に映し出すこと。それが、私たち大切にしていきたい想いです。

自然が魅せる繊細な重なり

私たちは、自然が魅せる重なりに
インスピレーションを受けています。

春は柔らかな桜色と息吹く若葉の色、
夏は海と陽光のきらめきが混ざり合い、
秋は紅葉と夕暮れの色が溶け合う。
そして冬には雪と静寂が折り重なる。

静かに繊細に重なり合い、心にやさしく触れるひとときに、私たちは癒しやひらめきの源を感じました。

重ねることで生まれる、新しい調和。

私たちは、その重なりの妙を
「kasané ~ The Art Of Layering ~」と名付けました。